開発担当ドクターが実践している3つの健康法

従来の治療法だけでは治らない患者さんが増えてきた

私の医師としての人生も30年余りになりました。
その長い日々、患者さんと日々向き合わせていただくなかで、いろいろ見えてきたことがあります。私は耳鼻咽喉科の専門医ですから、まずは患者さんのお顔を拝見し、問診でお声を聴くことからはじまって、喉や鼻や耳を診させていただくわけですが、そうやって毎日、人間の体内の入り口である口から喉の粘膜を診ているうちに、一般的に考えられる耳鼻咽喉科的なことだけではなく、たとえばその患者さんのいまの胃の調子であるとか、貧血の兆候などについても、ある程度はわかるようになってきました。そして経験を積んで医師としてわかってきたことが増えるのと同時に、従来の治療法ではなかなか治らない患者さんが増えてきていることにも、また気づきました。
それは何故か。

現代人はカロリーオーバーの栄養失調状態

私が思うに、現代人の多くは皆、カロリーオーバーの栄養失調状態です。
とりあえず毎日三食たべてはいるけれど、それは忙しさにまぎれてろくろく噛まずに胃に流し込むコンビニエンスストアのおにぎりやお弁当であったり、菓子パンやできあいのお惣菜、またファストフードだったり外食だったりして、そこには健康な身体を維持するのに十分な栄養素は含まれていません。また家庭で作る食事にしても、食材となる野菜からは昔に比べて著しく栄養素が失われ、代わりに多くの食材や調味料には驚くほどたくさんの人工添加物が含まれています。それら添加物は栄養素以上にヒトの身体の中に溜まり、様々な弊害をもたらしています。

見た目はきれいでおいしいけれど、カロリーだけあって栄養のない食事。
これが現代人の食事といってもいいくらいです。
そこにコンピューターの普及で身体を動かさなくなったライフスタイル、声をかけあうことが少なくなった希薄な人間関係、過度のストレスに大気汚染ときたら、もはや病気になるしかない現状のように思われますが、はたしてこの状況のなかでどう自分の健康を保っていくべきか。
私が自ら実践し、皆さんにお勧めしているのは、端的に言ってこの3つです。

わたしが実践し、お勧めしている3つの健康法

  1. 食事を見直すこと
  2. 運動をすること
  3. 声をだすこと

多くの免疫学者が言っているように、必要な栄養が不足していたら十分に免疫力が働かず、健康状態は保てません。また栄養以前に腸が汚れていたら、いくら栄養素を摂ってもちゃんと吸収できません。この現代では、栄養素を摂ること以上に身体に溜まった毒素や老廃物をいかに体外に排出して、きれいな状態を保つか、というのが健康のカギです。これらのことを踏まえたうえで毎日の食生活をより良く見直し、足りないところをサプリメントなどの抗酸化物質で補い、身体をサビないようにしていくこと。こういったことが健康維持に役立つということは、健康寿命を意識する人のあいだではもはや常識となっています。

健康維持のために、毎日すこしでも身体を動かすこと

そして日常的に運動することも、私が健康維持のために積極的に行っていることのひとつです。
日々診療に明け暮れる忙しい生活の中で、なぜ私が無理に時間を作ってでも週に3回ジムに通っているかといえば、たとえ疲れていてもジムに行って身体を動かしたほうが身体の調子がいいのと、ストレス解消になって気分がすっきりするからです。

人の身体はどこからどこまで筋肉で支えられている

仕事や家事や育児などに追われ、まったく運動をしない生活を続けていくと、いつしか人の身体はこわばり、健康な生活を維持していくために必要な骨と筋肉はいつの間にか衰えて、お年寄りと呼ばれるころにはまともに歩くことさえできなくなってしまいます。見たいものに目の焦点がしっかり合うのも、表情の若さを保っていられるのも、背骨をまっすぐにして立っていられるのも、そしてちゃんと歩けることも、すべては筋肉によって支えられているからこそできることです。
私のように週に3回ジムに行けなくても、毎日少しでも身体をほぐしましょう。歩きましょう。
毎日、朝晩たった15分早歩きをするだけでもNK細胞が活性化され、免疫力がパワーアップするといわれています。無理のない適度な運動を日常生活に習慣として定着させること。
すべては未来に向けての小さな積み重ねです。

声は健康のバロメーター

そして最後に、声を出すこと。
私は耳鼻咽喉科医であるとともに音声医学、音声心理学の研究者でもあり、医学的見地からこれまでたくさんの声を使う方々の声帯と声を診てきました。
誰でもきっとこう言えばわかってくださると思いますが、人は病気のとき、心がまいっているときには元気な声も、いい声も出ません。
私の好きな言葉に『声は心の鏡です』という言葉がありますが、誰にとってもなくてはならない声は、健康の、元気のバロメーターであるとともに、いまの自分の心身の状態を顕著に表す鏡です。
健康な人と病気の人では出ている声から違うことを思えば、それは歴然のことでしょう。
まずは自分から声を発しましょう! 朝いちばんの気持ちのよい挨拶はいい一日の始まりです。
意識して明るい声で人に話しかけましょう。そして人の話を聴きましょう。
そうすれば、いまよりもっとオープンでよりよいコミュニケーションが生まれるはずです。

以上、3つが医師の私が皆さんにお勧めする健康法です。
あわせて私の診療から生まれたPureMedのサプリメントも、ぜひお役立てください。